梨本あぶらや ~村の小さな油やさん~

「後ろついてきてな。」

そういって走り出した本宮さんの軽トラックを追っていくと、小さな油やさんがありました。

aburaya1

「梨本あぶらや」

その工場の壁には、親しみのもてる丸みを帯びた字で、そう書かれていました。

aburaya3

「こんにちは~」

中に入る私たちを出迎えてくれたのは、ちょっぴり香ばしい香りと、梨本さんの素敵な笑顔。

aburaya8

「梨本あぶらや」の代表者、梨本清太さんです。

壁の文字のような、丸みを帯びた柔らかい笑顔で、思わずこちらも笑顔になってしまいます。

 

前回取材をした野出島地域活性化プロジェクトの本宮さんに、ご紹介いただきました。

(本宮さんの取材記事はこちら→野出島地域活性化プロジェクト

aburaya7

というのも、梨本さんは、本宮さんはじめ野出島地域の方々と知り合ったのがきっかけで、

2012年、神奈川県から、ご家族で、この地域に移住してこられたそうです。

 

2012年というのは、東日本大震災後のこと。神奈川県から福島県へ移動する決断には、

ご家族の不安や周囲の方からの反対はなかったのでしょうか。

「不安はなかったわけではないですが…私は、震災前からこの土地に遊びに来ていて、

場所や雰囲気を気に入っていました。なにより、人が良かったんです。

本宮さんたちが、『歓迎するからうちおいで』って言ってくれて。」

 

実際、この地区は放射能汚染の比較的少ない地域でした。

「家族みんなで、免疫力の高まる暮らしをしたい。」という想いで、移住を決断されました。

aburaya14

「梨本あぶらや」は、菜の花の栽培から油の販売までを一貫して行う、村の小さな油やさん。

「年間生産は1000本弱(900ml瓶)と、今はまだ少ないんですけどね。」と

梨本さんは言いますが、丁寧に作っているからこそ、少ししかできなくて当然なのです。

nashimoto1

菜の花は、無農薬で栽培されています。幸い、この地域は気候的に虫が付きにくいのだそうです。

nashimoto2

収穫だけは、コンバインをお持ちの外部の方に委託していますが、

生産量は少なくても、最初から最後まで自分の手で作ることにこだわっています。

そんな貴重な梨本あぶらやのなたね油は、梨本さんへ直接注文いただくか、

白河市内の生協や、白河駅前のえきかふぇ、郡山市の自然食品とみやなどで購入できます。

aburaya15

ちなみに、前回取材した野出島地域活性化プロジェクトで販売している菜種油も、

梨本さんが搾油されているそうです。

 

さて、気になるのが、油は、一体どのようにしてつくられているのかということ。

梨本さんに教えていただいたので、次回は油の製造について、ご紹介します。

 

 

 

写真:青砥、稲葉 、梨本さん提供写真  文章:稲葉

 

 

データ
梨本あぶらや
〒961-0302 福島県白河市東上野出島字谷地前16
TEL・FAX  0248-34-2750
E-mail nashi.aburaya@gmail.com
なたね油販売店舗
・CO・OPベスタ天神町店 (〒961-0954 福島県白河市天神町75)
・えきかふぇSHIRAKAWA (〒961-0074 白河市郭内222)
・自然食品とみや (〒963-8851 郡山市開成2-4-15)

2015-07-24 | Posted in Blog, 生産者紹介 

関連記事