「肉の秋元」秋元専務インタビューその3  ー専務オススメの清流豚の味わい方ー

肉の秋元さんは、清流豚をどのように生産しているの?
その秘話と、専務自らがレコメンドする清流豚の味わい方をご紹介!
(これまでの記事はこちら→その1その2)

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白河高原清流豚

秋元雅幸専務)
自分の店でいいものを売ろう、ということで切り替えたのが清流豚をはじめるときですね。
自社一貫生産ですと、基本的に休みはない。
交配から生育、加工、販売、営業やイベント。
基本的に休みはないです。

聞き手・青砥)
大変ですよね…

秋)
でもまあ、自分から選んだ道なのでやっていますけど。
はたから見れば、いつ休んでんだ、というような状況かもしれませんが。

青)
このインタビューのアポをとらせていただいたときも、
豚舎にはいってらしたということですが、豚舎にも入られるのですね。

秋)
基本週3で入ってますね。
いまは、ほぼ社長が豚舎をすべて管理していて、いまの生産量が限界なんです。
清流豚の品質維持という点でも、まだ不安で他人任せにできない。
ブタって、意外と凶暴で、それで日本語が通じなくて(笑)、好奇心は旺盛で。
言葉の通じない暴れん坊が800人いるようなものなんです。
本人はストレス発散でいたずらをしているんですけど、小屋を破壊してしまったり。
具合が悪い奴はいないかな、と見回る必要もありますし。

青)
自社一貫を実現するためにそのような努力をするのですか?

秋)
自分たちでできることはやって、できる限りコストを抑えようというのはあります。
清流豚は生まれてから約180日から200日で出荷できるまで成長するのですが、いわゆる大量生産の豚肉は、160日くらいで育つ血統をつかってます。
商業養豚と言うのですが、できるだけ生育日数が短く、子どもも多い血統を選んで生産しているんですね。
豚の場合、食味を追及するとなぜが子供の数は少なくて、その分手間暇がかかってしまうのです。
交配についてわたしはまだまったく理解できていなくて、社長しかわかりません。
結局、どのような交配をしたらうまく行くのか、おいしい豚肉になるのか、というのが200日後にしか判明しないのです。なので、なかなか習得するのが難しい。

変な話ですが、生まれたての豚でも、ぶりんぶりんで、うまそう、というやつがいるんですね。
出荷直前の豚をスモールライトでそのまま小さくしたような子豚が。
そいつはとてもおいしいのですが、それをそのまま掛け合わせても、血が濃くなりすぎておいしい豚にはならないですね。難しいです。

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“ぶりんぶりん”の子豚

青)
想像するだけで難しい、デリケートな世界です…
秋元さん自身は、家族経営を手伝う、という決断ができたのはどうしてだったのでしょうか?

秋)
まったく農業には興味無かったですし、勉強もしていなかったです。
わたしも都会にあこがれるタイプだったので。
でも、家族経営でひとりぬけると辛い、というのを背中に感じていて。
学生だった当時は、まあ商品を高くうりゃあいいんだろ、
そういうの勉強して戻って、楽させてやっぺ、という意識くらいでいたんですけど。
でも、実際にやってみて、高く売ろうという意識が変わってきたんですね。
商売をやる上で、それも大事なことだとは思うのですが。
そんな甘い世界でもなくて。
家族を豊かにしたいなという思いもありますけども、それだけでもなくて。
やはり地域あっての清流豚で。使ってくれる人がいてこその、清流豚で。
地域に愛されないと、なにも成り立たないんだ、ということをやっと分かってきたのかなと思います。

青)
最初もわたしは清流豚がほとんど市内で売っているというのをうかがって不思議だったのですが、
なぜそこまで地元にこだわるのか、すこしわかったような気がします。
では、そんな清流豚の、オススメの食べ方を教えてください!

秋)
シンプルに、しゃぶしゃぶですね。しゃぶしゃぶがいい。
清流豚って、とにかくあっさり、優しい味をしているんですね。
まるで大信のような味だと思っているんですけど(笑)
油がしつこくない、くどくない。
だから、しゃぶしゃぶが一番おいしいんではないかな。
とんかつなんかにすると、クセがなさすぎて、あっさりしすぎてしまうなんて飲食店の方に言われたりもします。
清流豚の油は、動物性の油なのですが、大学で調査をしたら、オリーブオイルに近い、植物性油のような成分なのですね。
それが、くせがなく、あっさりとした甘みの秘訣です。
ゆえに、ベーコンやソーセージの加工品や、パスタにもよくあいますね。

青)
なるほど…それはぜひ試してみようと思います。
これから夏になって冷しゃぶが楽しみです!
楽楽「らくおう」では加工品を売っているので、加工品の楽しみ方ともおしえてください!

秋)
「かけレバー」、ご飯にかけただけでおいしく食べられますが、
おすすめはクラッカーですね。
クラッカーにクリームチーズを乗っけて、ぱらぱら、とかけて食べると、おしゃれで、おいしい。
いわば清流豚かけレバーのカナッペですね。
パーティメニューですけど、朝食やおやつでも。

青)
清流豚かけレバーのカナッペ。
これは思いつきませんでした、今度ホームパーティでやってみようと思います(笑)
今日は、ありがとうございました。

秋)
ありがとうございました。

………
これで、秋元さんへのインタビュー記事はおしまいです。
ぶりんぶりんの子豚が手塩にかかって、食卓まで届くことに感謝して。

ぜひ、白河市大信で、秋元さんのお肉を買ってみてください!
遠隔地で料理できない!という方には本店でのメンチカツがおすすめです。
また、楽楽「らくおう」では肉の秋元の“肉みそ”や“かけレバー”、“清流豚カレー”を販売中です!

インタビュイー
㈲肉の秋元 専務 秋元雅幸さん
白河高原清流豚の育成から販売まで手掛ける白河市大信地区のホープ。
白河市大信の商工会青年部で開発したご当地グルメ“とんぼう”(豚棒)は、県内でも指折りのクオリティ。

インタビュアー
青砥
楽楽「らくおう」のアドバイザー。
写真と珈琲が好き。県南地域でおすすめのカフェは珈琲香坊。今年の目標はボルダリングで自分の壁を超えること。

データ
有限会社 肉の秋元本店
www.nikunoakimoto.jp
〒969-0308
福島県白河市大信増字北田82
TEL 0248-46-2350
FAX 0248-46-2426
アクセス www.nikunoakimoto.jp/access/

2015-06-01 | Posted in Blog, 生産者紹介 

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